デザイナーの杉原淳史氏自身がこの瞬間一番「着たい」というプリミティブな思いと、この世界で生きる人々が行う「営む」という行為の美しさ、敬意に突き動かされ、洋服を製作。自ら産地に出向き日本の職人と共に素材を1から、時には0から作りこみ、ドレーピングという立体裁断の技法を用いて「人体」と「空気」を意識した服作りを行います。

nonnotte "Draping Crotch Box Pleats 1Tuck Trousers - Eau de Tailleur / W N"
nonnotte よりパンツの入荷です。
股下にボックスプリーツのパターンを用いて立体感を出した、ブランドのシグニチャーパンツ。
最大の特徴は、脇線に縫い目がなく、一枚の布がそのまま立体的に見えるよう設計されている点です。
股下にわたり分量をたっぷり確保するため、メンズのパンツでは珍しいボックスプリーツを採用しています。
履くとシルエットは真っ直ぐに、裾までストンと落ちる落ち感があり、素材のドレープ性を最大限に活かしています。
ウエストは1タックを入れており、後ろはゴム仕様にすることで幅広い方にフィットします。
裾の仕様には特にこだわり、シャツなどに使われる「細三つ折り」を採用。
これによって裾の一番下まで重力に逆らわず、素材のドレープが美しく弛むよう仕上げています。
レディースに用いられることの多いディテールですが、メンズにこそ理に適っていると感じ、この意匠をブランドのシグニチャーにしていきたいと思っています。
この素材は、生地屋さんの技術が結実した、これからの夏の定番にしたいシリーズの肝入り素材。
その特別さを表すために、私はこの素材に Eau de Tailleur(オー・ド・テイラー) と名付けました。
意味は、「テーラードの水」。
「ウォッシャブルウール」と呼んでしまえば簡単ですが、一般的なウォッシャブルウールと一括りにされるのは、この素材に込めた技術と哲学を考えると、とても違うと感じました。
それほどに、この糸は発明だと感じています。
通常のウォッシャブルウールは、薬品処理によってウールの毛羽を落とす方法が主流です。
しかしこの素材は、薬品を使わず、紡績の段階で毛羽を内側に巻き込むように撚糸することで、毛羽立ちのない美しい表面を実現しています。
さらに、糸の芯にはナイロンを約12%ほど隠し込み、外からは見えないところで強度と形状の安定性を支えています。
また、この素材は「ガンガン洗っても美しさを保つ」という用途を想定していたため、糸の段階で先染めを施し、染めムラのない上品な色合いに仕上げています。
コストをかけてでも、後染めではなく先染めにすることで、色の深みと安定感を大切にしています。
その結果、ウール特有の高級感やドレープ性はそのままに、ナイロンのようなタフさを兼ね備えた素材が誕生しました。
ご家庭で洗濯が可能なうえ、シワにも強く、何度洗ってもへたれにくい。
それでいて、肌に触れたときのタッチはあくまでも滑らかなウールそのものです。
ウールの良さはむしろ「夏」にこそ最大限に発揮されるべきだと考えています。
この Eau de Tailleur は、その想いをさらに突き詰め、夏に着るための“機能的で上質な”ウールギャバジンとして開発。
軽やかに、しなやかに、そして日常に寄り添いながらも美しく。
テイラーリングの新しい水脈として、ぜひ袖を通していただけたらと思います。
Made in JAPAN
Color : Black
当店はnonnotteの正規販売店です。
サイズ
3:ウエスト幅38×股上37×股下74.5×総丈109×裾幅28.5
4:ウエスト40×股上37.5×股下76×総丈111.5×裾幅29

Wool84% Nylon16%
サイズは平置き、直線にて計測しています。表記はすべてcmです。
手作業による採寸のため、若干誤差が生じる場合がございますので予めご了承下さい。
※できるだけ忠実に再現するよう努力しておりますが、 ディスプレイ画面等の環境上、ページで見た色と実際の商品の色が若干異なる場合がございます。
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