デザイナーの杉原淳史氏自身がこの瞬間一番「着たい」というプリミティブな思いと、この世界で生きる人々が行う「営む」という行為の美しさ、敬意に突き動かされ、洋服を製作。自ら産地に出向き日本の職人と共に素材を1から、時には0から作りこみ、ドレーピングという立体裁断の技法を用いて「人体」と「空気」を意識した服作りを行います。

nonnotte "Elastic In-Tuck Wide Tapered Trousers"
ウエストにエラスティックを内蔵し、肌側にスピンドルを配した、イージー仕様のワイドテーパードトラウザー。
シルエットの基軸は、ワイドストレートをベースにしながら、裾にかけてわずかにテーパードをかけています。
ボリュームはしっかり取りながらも、最終的な収まりが美しく見えるバランスを目指した一本。
分量のあるトラウザーは、広げることよりも「どう収めるか」が重要だと考えています。
この型では、股上を深く取り、渡りにも十分な余裕を持たせながら、全体の重心が下がりすぎないように設計しています。
着用した際には、お尻から太腿にかけて身体のラインを直接なぞらず、面で覆うようなシルエットになります。
ラインを強調するのではなく、立体の中に身体が収まる設計です。
ウエストはゴム仕様でありながら、外からは過度にイージーに見えないよう分量とギャザーの出方を調整しています。
内側のスピンドルによってサイズ調整ができ、ベルトに頼らず安定した着用感が得られます。
締め付け感は少なく、動きやすい。
それでいて見た目にはきちんとボリュームと品が出る。
その両立を狙った設計です。
ラグジュアリーとは、構えた硬さではなく、余裕のある分量と快適さの中に宿るもの。
このトラウザーは、その考えを形にした一本です。
布の量が生む豊かさと、収まりの美しさを楽しんで頂けるボトムです。
素材は、以前も展開していた Super120’s の縮絨インレーメルトン。
「スウェット以上、スラックス未満」、という考えが出発点。
番手の設計と縮絨のかけ方を何度も検証しながら、厚みと反発の最適なバランスを探りました。
試作と調整を繰り返した結果、ハリ感をきちんと残しながら、見た目からは想像できない軽さを持たせることができました。
このシリーズで継続して大切にしている要素が、色設計です。
既視感のない、新しい霜降り表現を作ることを常にテーマにしています。
今回は配色と編み設計によって、奥行きのある霜降りを構成しました。
クラシックな正装のスタイリングにも自然に馴染む、落ち着きと深みのある見え方を目指しています。
トップ糸の混ざり方によって面に陰影が生まれ、フラットにならない表情に仕上がっています。
カジュアルすぎず、かといって構えすぎない中間の領域を狙っています。
ジャージー素材ならではのわずかな伸縮性があり、布帛のメルトンに比べて軽く、柔らかい。
それでいて肉感があるため、ドレーピングした際のシルエットがとてもきれいに出ます。
エアリーで風合いが良く、落ち感と軽さ、そして上品さが共存している。
今回の仕上がりは、この素材のコンセプトをとてもよく体現できたと思っています。
Made in JAPAN
Color : Smoky Black Charcoal
当店はnonnotteの正規販売店です。
サイズ
3:ウエスト幅33×総丈101×裾幅26
4:ウエスト幅36×総丈101×裾幅27

WOOL100%
サイズは平置き、直線にて計測しています。表記はすべてcmです。
手作業による採寸のため、若干誤差が生じる場合がございますので予めご了承下さい。
※できるだけ忠実に再現するよう努力しておりますが、 ディスプレイ画面等の環境上、ページで見た色と実際の商品の色が若干異なる場合がございます。
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