デザイナーの杉原淳史氏自身がこの瞬間一番「着たい」というプリミティブな思いと、この世界で生きる人々が行う「営む」という行為の美しさ、敬意に突き動かされ、洋服を製作。自ら産地に出向き日本の職人と共に素材を1から、時には0から作りこみ、ドレーピングという立体裁断の技法を用いて「人体」と「空気」を意識した服作りを行います。

nonnotte "Oversized Shirt - Clear Heavy Broadcloth"
定番として提案を続けているオーバーサイズシャツを、今回も細部を見直しながらアップデートしオープンカラー仕様を採用。
肩から袖にかけて流れるラインと、身幅にたっぷりと余裕を持たせた分量感はそのままに、全体のバランスをあらためて調整しています。
布が身体から離れ、空気を含みながら動くことで、素材の表情とドレープがきれいに現れる設計です。
首元に抜けが生まれ、リラックスした印象を持ちながらも、襟の設計によってだらしなく見えないバランスに整えています。
開けて着たときにも、閉じたときにも、フォルムが崩れないように設計しています。
裾のラインは、これまでよりも緩やかなラウンドに変更しました。
直線的なカットよりも動きが出やすく、歩いたときや風を受けたときに自然な流れが生まれます。
レイヤードした際にも裾の見え方に奥行きが出る形です。
オーバーサイズでありながら、単に大きいのではなく、立体的に収まるパターンを意識しています。
横に広がるのではなく、落ちてまとまるシルエットです。
定番でありながら、毎シーズン少しずつ設計とディテールを見直し、理想形へ近づけていく。
nonnotteが継続して取り組んでいるシャツの更新でもあります。
日常の中で繰り返し手に取れること。
それでいて、着たときにきちんと美しく見えること。
その両立を目指した一枚です。
毎シーズン継続して展開しているヘビーブロード素材。
素材には、オーガニックの超長綿を用いた35番単糸という太番手の糸を使用しています。
静岡県のカネタ織物と共同で開発。
この糸は完全オリジナルで、世の中に存在していなかった番手設計です。
紡績の確立に2年。そこから理想の密度で織り上げるまでにさらに2年。
合計4年を要した、通常の展示会サイクルではまず成立しない開発期間。
カネタ織物は、世界的にも希少な超高密度織機を駆使し、太番手の糸を限界まで打ち込める機屋です。
私は長年にわたり、その技術とものづくりの姿勢に全幅の信頼を寄せています。
この素材は、ドレスシャツのような美しい光沢と、日常で酷使できるタフさという、本来は相反する要素を同時に成立させることを目指して設計しました。
理想としたのは、ノーアイロンでラフに羽織っても、どこか凛とした品格が残るシャツ。
整えすぎなくても成立する、芯のあるシャツ地です。
高級な原綿による細番手のシャツ地は確かに美しい。
けれど一度着ると強いシワが入り、ケアの負担から次第に手が伸びなくなる。
そうした経験を何度もしてきました。
一方で、単に太番手で織るだけではカジュアルに寄り、ドレスの緊張感は失われてしまう。
だからこそ、太番手でありながら、ドレスシャツに匹敵する密度で織り上げる必要がありました。
難しい挑戦でしたが、真正面から向き合い続けた結果、他には存在しないシャツ地が完成しました。
綿100%なので当然シワは入ります。
ただ、この素材に現れる太番手特有の凹凸ある皺は、欠点ではなく表情のひとつです。
細番手では生まれない、無骨でしなやかな皺。
長く着続けることで、この生地の強さと安心感を、自然に実感していただけるシャツです。
Made in JAPAN
Color :Vaporous Gray、Lignt Taupe、Obsidian
※色違いもあります。
"Mulled Basil"
当店はnonnotteの正規販売店です。
サイズ
3: 身幅66×肩幅50.5×着丈81×袖丈59
4: 身幅68.5×肩幅51×着丈84×袖丈58

COTTON 100%
サイズは平置き、直線にて計測しています。表記はすべてcmです。
手作業による採寸のため、若干誤差が生じる場合がございますので予めご了承下さい。
※できるだけ忠実に再現するよう努力しておりますが、 ディスプレイ画面等の環境上、ページで見た色と実際の商品の色が若干異なる場合がございます。
ご不明な点はお問い合わせください。